ジグメ・ラジェさんは2008年3月に養豚場のビジネスを開始した。特色ある産業を形成するため、養殖産業化水準を高めるため、収入の増加のため、彼は兄弟県へ赴き視察、見学を行い、養殖と合作社の管理方法について学んだ。2009年10月に58万5000元の資金をもとに、1145平方メートルの養豚場を建設し、ブタ380頭を飼育し、年間300頭を出荷して13万8000元の純利益を出した。そして、同仁県初の草原ブタ養殖専業合作社を登記したのだった。
社員からの投資を集め牛・羊肥育基地を作ったが、その面積は12000平方メートルで、職員宿舎、倉庫、120平方メートルの畜舎、家畜小屋50棟を建設した。チベット羊2000頭を飼育し、3カ月余りの肥育後にすべて出荷したが、収益は60万元余りに達した。このプロジェクトは青海省初の「ヤク半畜舎飼育方式試験箇所」の指定を受け、県全体で農牧民専業合作社を起こすためのモデルとしての役割を果たした。
数年来、ジグメ・ラジェさんの熱心な経営のもと、合作社は当初規模の408平方メートル、投資金額21万元、養豚のみの生産基地から現在の草原ブタ養殖、牛・羊肥育、ヤク養殖が一体となった総合養殖基地へと発展し、固定資産は400万元余り累積され、周辺の100戸近い牧畜民を現代牧畜業へと転換・発展させる波及効果を生み出し、年収は300万元余りとなり、1人平均では5000元近い収入となっている。
ジグメ・ラジェさんは、2010年に青海省黄色南チベット族自治州農牧民ベスト10に選ばれた。
【プロフィール】チベット族、青海省同仁県郭進村牧畜民、瓜什則草原ブタ、ヤク養殖合作社理事長、1974年7月生まれ、2009年11月入党、小学校卒業。 |
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