王暁栄さんは、工場に入ってから特訓を重ね機械の操作技術を学び、向上に向上を重ねてきた。1992年、工場に来て１年にもならない彼女は会社が開いた「夢桃カップ」操作コンクールに出場、操作技術優秀新人賞に輝いた。2000年、彼女は自分の粗糸巻き取りの経験をまとめたものを基礎に、これまでの粗紡法に改良を加え、新たな高品質、高効率の粗糸巻き取り法を編み出した。それが片手糸分け粗糸巻き取り法だ。

この方法は、粗糸巻き取り１回あたり１秒の節約になり、品質も良く、すでに幅広く普及応用されている。2002年、各層の選抜によって王暁栄さんは企業を代表して全省労働者技術名手コンクールに参加する機会を得た。このコンクールで彼女の技術はこれまでの省の記録を破って、総合でも第５位に入り、「陝西省技術名手」の称号を得たのだった。04年、再度会社を代表し紡績カップ技術コンクールに参加し、会社が団体１位となるために大きな力となった。06年、グループ・コーチに就任して以来、全身全霊を込めて新人訓練を行い、多くの新進気鋭のスタッフを育てたのだった。

コーチ就任以来、彼女は常に品質を第一として、製品の傷ができる原因を調査・分析してきた。それぞれ標準外の操作が製品に欠点を生み出すことを、自ら試して追跡調査し分析、すき取り綿製品糸の傷の形成と予防措置についてまとめ、関係者から広く「金メダル・コーチ」と呼ばれるようになった。

王暁栄さんは、2002年に陝西省技術名手に選ばれ、03年に同省傑出青年職場名手ベスト10に選ばれた。04年には全国青年職場名手に選ばれ、10年には全国紡績工業模範労働者に選出され、11年には陝西省首席技師に選ばれた。

人民中国インターネット版　2012年