中国の経済成長に減速傾向が出た原因は何か

 

2012年、中国が経済成長目標を7.5%と定めた目的は、まず経済の持続可能な発展を実現することであり、経済発展モデルの転換を加速することだ。経済発展モデルの転換には、一定の空間を残すことが必要で、このため中国は主観的に経済成長の速度を適度にやや低く調整した。

このほか、中国の経済成長に減速傾向が出ている原因には以下のような客観的要素がある。1.2012年の国際的経済環境は依然として非常に複雑で切迫している。グローバル経済成長の減速、いくつかの国家のソブリン債務危機はいまだ有効な解決を得られていない。2.中国国内経済発展の中でいくらかの矛盾が蓄積しており、特に不均衡、不協調、持続不可の問題がある。また、成長モデルはかなり粗放で、外需が縮小する状況下で、部分的に生産能力が過剰で、構造的不合理性の問題もある。これらの国内要素には調整プロセスが必要であり、国内経済発展に対して一定の影響を生み出している。

 

人民中国インターネット版 2012年11月

 

 

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