11月15日に開かれた中国共産党第18期中央委員会第1回全体会議で、新たな指導部が誕生し、中国共産党は再び歴史的意味のある権力交代を順調に実現した。「新華網」が伝えた。
政治評論家は、中国共産党の権力交代の制度化、規範化、定型化の動きは、中国共産党が革命党から執政党への転換を遂げる中で更に成熟していることをはっきり示すと分析した。
米シンクタンク外交問題評議会のスティーヴン・ダナウェイ高級研究員は、新たな最高指導部の誕生は、中国共産党が再び自身の形式に基づいて権力移行を順調に実現したことを示す歴史的な出来事だと評価した。
米ブルッキングス研究所ジョン・ソーントン中国研究センターの李成主任は、中国はここ30年あまりで、個人による指導・統制から集団による統制へと転換を遂げたと見ている。実際、制度化の体制は中国共産党の各クラス指導部の交代に用いられ、権力に制約を加えている。
また李成主任は、「こういった制度化の体制は指導幹部の選出における一貫性と公平性を形成し、党内民主の発展は中国共産党の執政の合法性を絶えず強めている」と話した。
欧州政策センターのサーフ・ジェニン首席研究員は、中国共産党上層部の権力交代は政策の一貫性を実現したと見ている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年11月16日
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