海南省外事僑務弁公室は2日、ボアオ・アジアフォーラムの2013年度年次総会の各種準備作業がスタートしたことを明らかにした。今回の総会は規格、規模ともに過去最大のものになるという。人民日報が伝えた。
今回の総会ではテーマをめぐって54回の討議が行われる予定で、前年に比べ25%の増加となる。最も多い時間帯には5つの会場で同時に討議が行われる。討議の形式は、フォーラム、円卓会議、夜間の懇話会、クローズドディスカッション、ランチ・ディナー討論会などさまざまで、例年に比べ相互性がさらに強化された。
また今回の総会は議題の設定でもより多様化しており、(世界貿易機関(WTO)の多角的貿易交渉である)ドーハラウンド、国際通貨基金(IMF)、主要20カ国・地域(G20)、債務リスク、金融政策といったグローバル経済に関する話題もあれば、アジアの協力、欧州連合(EU)、アフリカ、中南米といった地域レベルの話題もある。またモバイルインターネット、中小企業、シェールガスといった産業分野の話題、社会公益活動・慈善活動、社会型企業、都市化、食糧の安全保障といった社会や国民の生活に関わる議題もあり、いずれも各方面の注目を集めている。
ボアオ・アジアフォーラム13年総会 準備が佳境に (2) このほか今回の総会には「海南の要素」がより多く盛り込まれることになった。総会開催期間中、同省は8つのテーマ活動を行う予定で、最も注目されているのは海南省産業パーク推奨晩餐会だ。これは同省が同フォーラムの機会を利用して展開する、初めての大規模な企業誘致活動だ。晩餐会には、同省の産業との結びつきが強く、同省に関心があり、同省への投資に興味を抱く国内・海外の企業関係者が招待されことになっており、所属分野は現代型サービス産業、戦略的新興産業、石油・天然ガス化学工業、金融業、インフラ産業などの重点分野だとみられる。海口国家ハイテク産業開発パーク、洋浦経済開発パーク、海南国際観光島先行テストパーク、三亜恵科国際情報産業パークなどがそれぞれアピールを行う予定だ。晩餐会の招待客は当初100人を予定していたが、反響が大きく、現時点で申込者は150人を超えたという。
今回の総会は待遇のランクがこれまでで最も高く、規模も最大という特徴があるため、同省委員会や同省政府は準備作業を非常に重視し、緻密な計画を立て、万が一のミスがないよう万端の準備を整えている。現在、各種準備作業が全面的な「臨戦状態」に入っている。先月28日と29日には、同省の接待チームと安全保障チームがそれぞれ三亜と博鰲で模擬研修を行い、関連部門は総会の接待サービスで豊富な経験を積んだ人材を配置して現場での説明や指導に当たらせた。今月2日にはすべての部署で実地研修を行い、実際の現場での訓練や研修を通じて、速やかに問題点を拾い上げ、接待とサービスの最適化に向けた保障プランをうち出した。総会の会場と周辺のエリアは整備され、フォーラム出席者の受け入れホテルは準備作業を終えて国内・海外からやって来る出席者たちを迎え入れている。
「人民網日本語版」2013年4月3日
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