汶川地震の経験を踏まえた芦山地震の救助③より人情的に

 

「私たちはみなブン川人だ」。これは四川大地震のときに広まった言葉である。災難を前に、社会全体が同情心を抱き、援助の手を差し伸べた。

四川雅安地震の発生後、被災地の親類や友人と連絡が取れなくなり焦る人たちのために、インターネットサイトや携帯電話のミニブログ「微博」などの新メディアは一体となって人探しのネットワークを構築した。21日10時30分現在、「百度(バイドゥ)」の人探しサイトに書き込まれた情報は1300件、無事を報告する書き込みは4000件に達し、6人が知人の無事を確認した。

地震発生当日、多くのテレビ局はバラエティー番組の放送停止を発表した。中国中央テレビ(CCTV)は20日、総芸(バラエティー)チャンネルのその日夜の放送を取り止めると発表。また、人気番組の湖南衛視「快楽大本営」、深セン衛視「男左女右」などのほか、有名人が飛び込み競技に挑戦する内容で近ごろ話題となっている浙江衛視「中国星跳躍」も放送を取り止めた。

復旦大学・都市公共安全研究センターの滕五暁教授は、「ブン川から芦山まで、中国は緊急支援体制をさらに整えた。改善点もまだ多くあるが、すばやく集結し、文明的で秩序正しいという中国の力を見ることができた」と話した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年4月22日

 

 

 

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