インド外相が訪中へ 国境問題について意思疎通

華春瑩報道官

外交部(外務省)の華春瑩報道官は3日の定例記者会見で、インドのクルシード外相が王毅外交部長(外相)の招待で9、10の両日に中国を公式訪問することを発表した。

記者:クルシード外相の訪中日程について教えていただきたい。中国は現在の中印関係をどう評価するか。中印国境で最近発生した対峙事件をどう受け止めているか。

華報道官:クルシード外相の訪中は今年の重要な中印上層部交流の1つだ。訪問中、中国の指導者や王毅外交部長がクルシード外相との会見や会談を行い、二国間関係や関心を共有する問題について踏み込んで意見交換する。近年、中印関係は長足の進展を遂げ、政治的相互信頼は日増しに深まり、実務協力は実り豊かな成果を上げ、国際・地域問題で良好な調整と強調を保っている。われわれはインド側と共に努力して、今回の訪問を通じて中印戦略的互恵関係の前向きな発展を促すことを望んでいる。

中印は友好協力を積極的に発展させると同時に、国境問題を含む溝を平和的に解決すべく尽力し、こうした溝が両国関係の発展に影響しないようにしている。双方は国境問題協議・調整制度および外交や国境守備会談などのルートを通じて、中印国境の一部で発生した事件について意思疎通を継続し、解決策を探っている。中国はインド側と共に国境地帯の平和と安寧を維持することを望んでいる。

 

「人民網日本語版」より 2013年5月6日

 

 

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