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李総理は20日、インドのシン首相と会談した |
李克強総理は20日、インドのシン首相とニューデリーで踏み込んだ実務的な会談を行ない、幅広い共通認識にいたった。両首相は平和・繁栄志向の中印戦略的協力パートナーシップを一段と強化し、新たな成果が上がるよう両国協力を促すことで一致した。
李総理は「私の就任後初の訪問国にインドを選んだことは、中印関係の発展を中国の新指導部が強く重視し、真摯に望んでいることを十分に示している。中国はインド側と共に努力し、チャンスを捉え、協力を深め、中印関係の発展が両国人民にしっかりと幸福をもたらすようにしたいと考えている」と表明し、次の5点を提言した。
(1)戦略面の意思疎通を強化し、政治的相互信頼を深める。両国首脳の相互訪問と会談による両国関係の先導効果を十分に発揮し、政府、政党、議会間の協議・交流制度を活用し、戦略対話を深化し、各レベルの交流を継続する。
(2)実務協力を推進し、利益の融合を深める。貿易の自由化、円滑化、動的均衡を促進し、双方向投資を拡大し、地域貿易交渉を始動し、産業パークやインフラ分野で大型プロジェクト協力を展開し、バングラデシュ・中国・インド・ミャンマー経済回廊の建設を共同で提唱し、中印両大市場のより緊密な連結を促す。
(3)防衛協力を強化し、安全保障上の相互信頼を深める。防衛・安保協議や合同訓練を通じて両国の軍事交流を強化する。海洋問題について戦略面の意思疎通を継続し、平和と安全を共同で維持する。
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