外交部ブリーフィング:習近平主席の外遊について

 

外交部(外務省)が29日に開いた国内外プレス向けブリーフィングで、習近平国家主席のトリニダード・トバゴ、コスタリカ、メキシコ公式訪問、および米国での中米首脳会談について、張昆生、鄭沢光両外交部長助理(外務次官補)が説明を行なった。

一、トリニダード・トバゴ、コスタリカ、メキシコ公式訪問について(張氏)

中南米とカリブ海地域は現在世界で最も発展の活力と成長の潜在力を備えた地域の1つだ。近年、中南米諸国は安定した発展の基調を保ち、国際的影響力を高め続けている。中国と中南米の関係は良好に発展し、双方の上層部は緊密に交流し、各分野の協力は深化し続けている。中南米、カリブ海の国への習主席の公式訪問は初であり、中国と3カ国との関係の深化および発展、中国と中南米全体の協力推進にとって重大な意義を持つ。

トリニダード・トバゴはカリブ海地域の重要な国だ。国交樹立以来39年間、両国関係は発展を続けてきた。特に2005年に互恵発展の友好協力関係を構築したことで経済貿易、インフラ整備分野の協力が力強く促された。習主席はカルモナ大統領、ビセッサー首相との会談、下院議長との会見を予定している。また、ビセッサー首相と共に小児病院の着工式に出席する。双方は経済貿易、教育分野の協力文書に調印する。今回の訪問によって友情と相互信頼が深まり、協力が拡大し、両国関係はさらに高い水準へと押し上げられる。

習主席はトリニダード・トバゴ訪問中にアンディグア・バーブーダ、バルバドス、バハマ、ドミニカ、グレナダ、ガイアナ、スリナム、ジャマイカなどカリブ海諸国の指導者と二国間会談を行ない、これらの国々との友好協力のさらなる強化、中国・カリブ海関係の発展推進について踏み込んで意見交換する。こうした活動は中国・カリブ海関係の発展推進に必ずや計り知れない影響を与える。

コスタリカは中米の重要な国だ。2007年の国交樹立以来、両国関係は急速に発展してきた。政治的相互信頼は深まり、経済貿易、投資、文化、教育分野の友好協力は実り豊かな成果を上げている。習主席はチンチージャ大統領との会談、メンドーサ議会議長との会見を予定している。双方は各分野の実務協力の拡大について意見交換し、経済貿易、品質検査分野の協力文書に調印する。今回の訪問によって中国とコスタリカの政治的相互信頼が深まり、経済貿易、文化、教育分野の互恵協力が強化され、両国関係の持続的で急速な発展が促されるものと信じている。

メキシコは中南米の大国、重要な新興市場国であり、中国にとっては中南米地域で最も重要な協力パートナーの1つでもある。国交樹立後の41年間、特に2003年に戦略的パートナーシップを構築して以降、両国関係は急速に発展し、実務協力は大きな成果を上げ、人的・文化交流は拡大し続けてきた。習主席はペニャ大統領との会談、議会指導者との会見で、戦略的パートナーシップの水準引き上げ、各分野の実務協力の深化、関心を共有する国際・地域問題について踏み込んで意見交換する。議会での重要演説も予定している。双方は共同声明を発表し、経済貿易、学術分野の協力文書に調印する。今回の訪問によって政治的相互信頼と互恵協力が深まり、両国関係は新たな段階へと押し上げられる。

 

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