習主席、中米・カリブ海3カ国紙の合同取材受ける

 

中国の習近平・国家主席はトリニダード・トバゴ、コスタリカ、メキシコの中米・カリブ海3カ国への公式訪問を翌日に控えた5月31日、トリニダード・トバゴ紙エクスプレス、コスタリカ紙ラ・レプブリカ、メキシコ紙エクセルシオールの書面による合同取材を受けた。人民日報が伝えた。

習主席の返答は以下の通り。

中国と中南米は、距離は離れているが、友好交流の歴史は長い。数世紀前にはすでに、双方の使者が、東西2つの半球をつなぐ重要な貿易ルートとして「海のシルクロード」を開拓した。21世紀に入り、国際情勢が目まぐるしく変化する中、双方は平等互恵の原則を貫き、共同発展という主軸をしっかりととらえ、関係の飛躍的な進展に向け共に努力してきた。

政治分野では、双方は互いの核心的な利益にかかわる重大な問題について、各自の国情に見合った発展の道を模索する中、互いに理解・支持し合い、戦略的相互信頼を絶えず強化してきた。経済分野では、実務協力が実りの多い成果を挙げており、双方の国民に実質的な利益をもたらしている。2012年、双方の貿易額は2612億ドルに達し、中国は中南米の第2の貿易相手国となっており、中南米は現在、対中輸出の成長が世界で最も速い地域となっている。中国の中南米への投資は計約650億ドルに上り、中南米各国に大きな雇用機会を生み出している。

国際問題でも、双方は足並みをそろえ、双方の根本的な利益や発展途上国の共同の利益を効果的に保護している。また双方の強みを総合的に発揮し、包括的な協力パートナーシップを推し進めるより良いプラットフォームの構築を目指し、全体的な協力のあり方を積極的に模索している。

中国と中南米には共通の発展理念があり、内政、外交のいずれにしても、双方には共通の話題がますます増えている。双方の関係発展が開放的な発展、包容的な発展、協力的な発展、ウィンウィンの発展であることは、事実を見れば明らかであるし、これは今後も継続していく。こうした発展は双方の共同利益に合致し、地域と世界の平和・安定・繁栄に寄与する。

将来を見据え、われわれは中南米各国と共に努力し、双方の包括的な協力パートナーシップを推し進め、双方の国民に幸せをもたらしていきたい。私は双方の関係発展の今後に大きな自信を抱いている。

 

「人民網日本語版」2013年6月1日

 

 

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