コスタリカ公式訪問中の習近平国家主席と彭麗媛夫人は3日、農業を営むサモラ家を訪問した。70代のサモラ夫妻は中国からの賓客を大歓迎。家族と日常生活について紹介し、清潔に片付いた家屋に案内した。
サモラ家はコーヒー栽培を主に手がけている。習主席夫妻は家屋裏のコーヒー農園を見学し、コーヒーの栽培、生産、販売状況についてたずねた。サモラ夫妻は裏庭の小屋で習主席夫妻にコーヒーをすすめた。小屋の中にはサモラ家の栽培する農産物が並べられ、家族がそろって中国からの貴賓の両側に座った。習主席夫妻は一家と日常生活について話した。
習主席はサモラ家に「私は農民だったことがあり、農村で長年勤務した後、県、市、省、中央で働きました。私はよく農村へ行き、農民と会い、生活状況や彼らの思いについて把握しています。農村事業をしっかりと行なうこと、特に農村の貧困脱却と富裕化の支援に力を集中し、農民たちが幸せな生活を送れるようにすることは、私たちにとって重要な任務です」と述べた。
サモラさんは「中国の消費者にもわが家でつくったコーヒーを味わっていただきたい」と述べた。習主席は「今回の訪問で中国とコスタリカは農産物貿易協定に署名しました。コスタリカの優れた農産物がもっと中国に輸出されるようになります」と述べた。
「人民網日本語版」2013年6月5日
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