中国の崔天凱駐米大使は5日、米カリフォルニア州で7、8両日に行なわれる中米首脳会談について、ワシントンで中国メディアの共同インタビューに応じた。崔大使の発言の要旨は以下の通り。
習近平国家主席とオバマ大統領の会談は、両国政府の新体制発足後初の中米元首による顔合わせであり、戦略的、歴史的会談だ。両首脳は新型の大国間関係の構築という主軸を押さえ、両国関係の将来の発展に関わる重大な問題について踏み込んだ意思疎通を行なう。
現在世界では、国際構造と人類社会に重大で複雑な、深いレベルの変化が生じている。世界最大の発展途上国と世界最大の先進国である中米両国は世界の平和・安定維持と人類の発展の促進において、日増しに共通利益と協力の余地が拡大している。
国交樹立以来、両国関係は多大な発展を遂げた。両国の各レベルのつきあいは日増しに活発化し、各分野の協力はたゆまず拡大し、中米関係の基礎は一段と安定し、両国民衆の支持も一段と広がっている。双方は共通利益に焦点を合わせると同時に、溝を効果的に管理、コントロール、処理することができる。
新たな情勢の下で中米関係がどう発展するかは、両国の利益のみならず、アジア太平洋地域と世界の平和・安定・発展にも関係する。中米双方は両国および世界の人々の根本的利益に立ち、大局に着眼し、未来に向かって、時代の発展の要請に適応した新たな大国間関係の道を歩み出すべきだ。こうした新型の大国間関係は対等・相互信頼、包容・相互参考、協力・ウィンゥインを特徴とし、これを基礎に両国関係の長期的で健全な安定した発展を促すものであるべきだ。これは両国共通の事業であり、「古人の成し遂げたことのない、後人の模範となる」事業であり、中米関係を新たな発展段階に導くとともに、国際関係の新たなページを開くものでもある。次の段階で中米双方は共に努力し、たゆまず理解を深め、相互信頼を強化し、協力を促進し、新型の大国間関係を構築する過程で、より多くの確かな進展を得る。
中米首脳会談は間もなく行なわれる。現在、各準備作業が順調に進められている。われわれは今回の会談が重要かつ積極的な成果を上げ、今後一定期間の中米関係発展の方向を指し示し、計画を立て、それによって中米両国および世界各国の人々により良く幸福をもたらすことを期待している。
「人民網日本語版」2013年6月6日
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