世界が中国の新未来は明るいと期待

 

2013年フォーチューン・グローバル・フォーラムは6日午後3時に四川省成都市で開幕した。テーマは「中国の新未来」となっている。世界有数のハイレベル経済フォーラムとして、同フォーラムは毎回世界でも「最も経済的活力に満ちた場所」で開催されてきた。アナリストは、今年のフォーラムが成都市での開催となったことは、世界が中国の未来を明るいと判断、期待していることの表れだと指摘している。

多くの来賓は「中国の新未来」は次の2つのことと深いかかわりを持つと見ている。ひとつは経済の構造調整及び産業のレベルアップと質的転換。もうひとつは中西部、内陸部の急速な発展だという。

経済のモデルチェンジ、都市化など新たな情勢が中国経済の未来の発展方向を表しているというなら、西部発展は疑いもなくこれらの変化に新たな十分な発展の舞台を提供しており、中国経済にとって持続的発展のための空間となっている。

これについて、米国のポールソン元財務長官は、「バランスのとれた形で発展する地域経済は、国家全体の経済の持続的繁栄のカギとなるものです。もし中国で沿海地区だけに発展が集中すれば、発展の持続性は永遠に実現できません。中国政府による中西部発展は非常によい考え方で、発展の不均衡の課題を解決しました。そして、成都は中国市場全体を結び付ける役割を果たすことができます」と話している。

中国の新未来を先行きが明るいという外からの観点は、根拠のないものではない。中国経済成長の長期的予測が依然として世界をリードしていることのほか、最新の数字が示すように、中国西部地区経済の成長率は6年連続で東部地区を上回っている。また、昨年の西部地区社会消費財小売総額の上昇率は全国平均を上回っており、第三次産業の国内総生産に占める割合はさらに拡大し、中西部地区の外資実質的導入額比率は前年に続いて上昇しているのだ。

成都市の葛紅林市長は、初期の西部大開発こそ中国の新未来であると見ている。また、フォーチューン・グローバル・フォーラムを展示舞台として、参加者により多く成都を体感してもらい、中西部の発展活力を感じてもらいたい。また成都、中国の西部により多くの発展のチャンスをもたらしていただきたい、と述べている。

 

人民中国インターネット版 2013年6月7日

 

 

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