2012年8月、米国ドリームワークス・アニメーション社は中国との合弁で東方ドリームワークスを設立した。現在成都で開催中のフォーチュン・グローバル・フォーラムに参加したドリームワークス社創業者で最高経営責任者のジェフリー・カッツェンバーグ氏は、東方ドリームワークスは、米国本土以外のもうひとつの夢を築く、夢を追う場所だと述べた。

数年来、中国の映画市場と映画産業の国際的地位はますます高まっている。すでに中国は1万以上のスクリーンを有しており、米国に次ぐ世界第2位の銀幕大国だ。年間興行収入は100億を突破し、年々急成長している。ますます多くの国際的映画企業が中国的要素を盛り込んだ作品を制作するようになっており、中国人観客の好みを把握、尊重することは、ますます重要になっている。

カッツェンバーグ氏は、数年後に中国が世界最大の映画市場となることには疑いがないとの認識を示し、「これは私たちと東方ドリームワークスにとって、不思議な希望とチャンスに満ちたものです」と続けた。

ドリームワークスは巨大な中国市場だけでなく、中国文化の中から素材やひらめきを得ることも重視している。ハリウッド大作の伝統的人物イメージやプロットの手順は、すでに観客の絶えず高まる品位と要求を満足させることができなくなっている。映画関係者は中国文化の中から新たな内容を探し始めている。カッツェンバーグ氏はまた、「中国は世界でも最も豊富な文化と歴史遺産を持つ国のひとつです。人々は中国映画、中国映画制作人を通じて中国についてもっと理解したいと強く願っているはずです」と語っている。

人民中国インターネット版　2013年6月8日