中米エネルギー環境保護分野での協力推進者 |
1970年に発足してから、米国自然資源保護委員会(NRDC)は環境保護事業に一貫して取り組んでいる。2009年『フォーチュン』誌は「多くの人がNRDCはもっとも成果を上げている環境保護団体だと認めている」と評価した。 15年前、バーバラ・フィナモア(Barbara Finamore)さんは北京で米国自然資源保護委員会中国プロジェクトチームを作り、自ら主任に就き、今日までこの職務を続けてきた。彼女の努力のもと、NRDCは積極的に中国の関係部門と効果的に協力し、中国のために、イノベーション的な考え方やソリューションを提案し、ともに清潔で健康的な生存環境を保護し、地球温暖化の抑止に取り組んでいる。同時に、中国の環境変化への並々ならぬ努力をいかに米国政府に伝えるか、中米が相互信頼を前提に、協力して地球の気候変動に対応することも彼女の大きな使命だ。 江蘇省常熟市は中国の重要な紡績染物基地だ。NRDCから来た専門家たちの視察によってこの染色工場に大変なエネルギーの無駄があることが分かった。早速染色工場に彼らのエネルギーの効率向上計画を提案した。企業にいち早くアドバイスを採用してもらうために、専門家たちは海外のバイヤーをつれて、ひとつひとつ企業を訪ね、エネルギー使用上の問題を指摘した。たとえば、水蒸気のパイプに穴があいていると、大量の熱が漏れること、使った後の熱水はパイプを通じて回収し再利用が可能なこと、汚染されていない、冷却水は再利用できることなどだ。 常熟市紫荊花公司は最初の一歩を踏み出した。NRDCの専門家は現地視察を通じて、紫荊花公司に最適な三つの実践案を示した。この実践によって、会社は水使用量と石炭使用量をそれぞれ23%、11%削減することができた。紫荊花公司はこの好結果を積極的に同業他社に勧め、これまでに多くの企業がNRDCのアドバイスを受け入れた。さらに多くの企業が資源の有効活用ができるよう、多くの研修教育方式を採用し、より多くの人が省エネ計画を理解し、より多くの企業が利益を受けた。
人民中国インターネット版 2013年9月
|
人民中国インタ-ネット版に掲載された記事・写真の無断転載を禁じます。 本社:中国北京西城区百万荘大街24号 TEL: (010) 8837-3057(日本語) 6831-3990(中国語) FAX: (010)6831-3850 |