井型の仕切りの入った鍋にトウガラシで真っ赤なスープが煮えたぎっている。これに新鮮な肉をかるくくぐらせ、薬味をつけて口に運べば、濃厚な「麻」(しびれる辛さ)「辣」(ひりひりする辛さ)が口いっぱいに広がり、汗が額に噴き出す。これが重慶火鍋だ。成都火鍋は穏やかな中に激辛を隠しているが、重慶火鍋は豪快な辛さが前面に出ており、それは重慶人の情熱的性格を表しているとも言われる。
人民中国インターネット版 2013年