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仏教文化を伝える世界遺産 |
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大足石刻は唐代末、宋代初期の宗教的{まがい}摩崖石刻で、主に仏教を主題としており、このうち北山摩崖彫像と宝頂山摩崖彫像は、中国でもよく知られる古代石刻芸術だ。ここの彫刻は晩唐の景福元(892)年から作られ始め、後梁、後唐、後晋、後漢、後周の五代から南宋にかけて盛んに行われ、1162年に完成したという。この間250年以上にわたって彫刻が続けられた。大足石刻群の石刻彫像は70カ所余りで合計で10万体以上が彫られた。現存する彫刻は4600体余りで、仏教に関するものが主だが、儒教、道教に関する像もあり、中国晩期石窟彫刻芸術の典型とされている。1999年にユネスコの世界文化遺産リストに登録された。 |
人民中国インターネット版 2013年 |
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