ポーランドの首都・ワルシャワで11日から22日まで開かれている国連気候変動枠組み条約第19回締約国会議(COP19)に出席した中国代表団の解振華団長(国家発展改革委員会副主任)は20日に発言し、「先進国は気候変動対策基金への資金拠出を約束したが、約束履行は今回の会議の成否を決める」と語った。
解振華団長は「温室効果ガスの削減、温暖化への適応、温暖化緩和技術の開発と譲渡、対応能力と透明度の向上において資金は途上国の行動の基礎と前提条件となっている。先進国が約束した資金拠出を着実に履行しなければ、国際メカニズムは信頼の危機に陥ることになる」と警告した。
なお、これまでの国連気候変動枠組み条約締約国会議で先進国は「緑の気候基金(GCF)」の短期資金として2010年から2012年までに300億ドルを拠出し、また2013年から2020年までに毎年1000億ドルを拠出することに合意した。
「中国国際放送局 日本語部」より 2013年11月22日
|