2014年秋、APEC(アジア太平洋経済協力会議)が北京市懐柔区雁栖湖で開かれる。2001年のAPEC上海サミットに続く中国で開かれる2番目の、北京で初めて開かれるAPEC会議である。これまでに北京は、アジア競技大会、オリンピック、上海と協力して行った北京サミットなどの一連の大型国際会議・イベントを挙行し、その組織経験と能力は疑う余地がない。唯一心配なのは、近年の北京では大気汚染がひどく、北京の美しい都市イメージに影を落とす可能性があることだ。
そういった背景のもとで、北京市は2014年のAPECの会場を北京市近郊の自然が美しく、環境保護の成果が著しい懐柔区に選んだ。これはこの機会を借りて、外部に環境管理と生態環境改善の決心と行動力を示そうとしたものであることは容易に理解できる。以下に本誌記者が自らの目で見た懐柔区エコロジー整備の現状をリポートする。
人民中国インターネット版 2013年12月
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