汚染排出ゼロの村

 

高原=文 馮進=写真

長城のふもとにある北溝村は、美しい環境と素晴らしい空気を持つため、多くの外国人がここに投資し、建物を建てるなど、投資・開発ブームが起きている 

北宅小流域整備過程において、河川の整備はやはり重要であるが、その汚染源である生活ゴミ汚染や河川の砂利の無許可採掘を減らすことも欠かせない。このために、懐柔区では逐次、村の汚染ゼロ排出を推し進めている。

北宅村は懐柔ダムの上流にあり、懐九河に面しており、懐柔ダム2級保護区内にある。村では2006年に汚染処理ステーションが建設され、翌年正式に使用され始めた。この処理場は2500平方㍍の敷地を持ち、毎日の汚水処理量は600㌧に達し、全村660戸、1800人の生活用水がここで処理された後に川に流される。このステーションでは、生物膜ろ過反応器技術を使っており、普段は作業員1人のみで、定期的にろ過膜を清掃するだけでよい。

北宅村の汚水処理場に足を踏み入れてみると、底まで見通せるきれいな養魚池が目を引いた。ここで使われている水はすべて汚水処理ステーションで処理した再生水だという。この水は一般にかんがい用水や観賞用の池などに使われ、村の水道代の半分以上を毎年節約することができる。

一日に600㌧の汚水処理ができる北宅村汚水処理施設

金魚が泳ぎ回るきれいな水は、北宅村汚水処理ステーションで処理されたものである

 

人民中国インターネット版 2013年12月

 

 
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