中国国防科工局の呉志堅報道官は16日、国務院報道弁公室の記者会見で「無人サンプルリターンを実施するための無人月探査機『嫦娥5号』を2017年前後に打ち上げる」と発表しました。
呉報道官は、「『嫦娥3号』が軟着陸に成功した後、中国の月探査プロジェクトは第3段階の無人サンプルリターンに入る。現在、技術者は『嫦娥4号』の改善に手を入れ、『嫦娥5号』が実施する任務のために鍵となる技術を検証していくことを考えている」と述べました。
呉報道官は「多くの困難に直面している。第3段階が成功したとしても中国の月探査計画はこれで終了するではなく、新しい出発点となる」という考えを表明しました。
中国国際放送局日本語部 2013年12月17日
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