文=孫雅甜
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江蘇省無錫市崇安寺コミュニティーでは、高齢者たちに無料で在宅介護サービスを提供している(写真・cnsphoto) |
「中国の夢」は国民の夢であり、国民一人ひとりが輝かしい人生を送るチャンスに等しく恵まれなければならない。そのためには、個人の勤勉な努力に頼るだけでなく、政府が公正で適正な社会環境を築かなければならない。
李克強国務院(政府)総理は、「公正な社会に向けて改革を促進し、公正の妨げとなるルールを徹底的に排除し、正当なルールが闇のルールに打ち勝つようにしなければならない。公平によって中国の夢を支えるには、権利の平等化、機会の均等化そしてルールの透明化が必要だ」と幾度も強調した。
機会の均等は、国民生活のあらゆる面に及ぶ。例を挙げるならば、大学における農村出身者の学生比率を高めて、国民により良い教育を受ける機会を公平に与えることや、社会階層が固定化している今日、階層間移動の機会をもっと提供すること。「人の都市化」を推進して、国民間の垣根を取り払い、農民が都市生活にもっと魅力を感じられるような環境を整備すること。そして所得配分の改革を促進し、国家が個人への配分をいかに増やせるかを研究すること。社会保障システムを整えて、国民全体が公平に介護や医療といった分野で保障を受けられるようにすることなどだ。
公平は人々に意欲と活力をもたらし、社会の安定をもたらすこともできる。国家が国民一人ひとりにチャンスを平等に与え、国民それぞれのたゆまない努力が加わるならば、夢は必ず実現することだろう。
人民中国インターネット版 2013年12月
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