習近平総書記らが嫦娥3号両機の相互撮影画像を見る

 

中国の月探査プロジェクト、嫦娥3号ミッションは15日深夜、勝利の知らせが伝わってきた。嫦娥3号の着陸機と無人探査車が互いの画像を撮影したことで、中国月探査プロジェクトの第2期は申し分のない成功を収めた。習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会)は北京宇宙飛行制御センターにまで足を運び、実況を見た。李克強総理(中共中央政治局委員)も同行した。

15日午後11時頃、習総書記は北京宇宙飛行制御センターに到着。まずミッションの進展状況について報告を受け、これまでの成果を認め、評価した。習総書記は無人探査車「玉兎号」の実物大模型を興味深げに見学。月探査プロジェクトの呉偉仁総設計士から探査車の構造と設計、月面での活動維持方法、車載カメラの性能などについて詳しく説明を受けた。

午後11時35分、習総書記らは飛行制御ホールに到着。大型スクリーン上で両機の撮影した画像を見た。スクリーン上には探査車がパノラマカメラで撮影したばかりの着陸機の画像が映し出された。習総書記はスクリーン上の3D画像と各データを一心に見つめ、スピーカーから伝わる各指令に耳を傾けた。

午後11時45分、地上でのデータ処理を経た、玉兎号の高精細画像が大型スクリーン上に映し出された。鮮やかな五星紅旗が目を奪い、習総書記らとホール内の技術者らは共に拍手した。

 馬興瑞総指揮が嫦娥3号ミッションが申し分のない成功を収めたことを宣言。馬凱副総理(中共中央政治局委員)が中共中央、国務院、中央軍事委員会の祝電を読み上げた。祝電は「広大な宇宙を探査し、宇宙を平和利用することは、中華民族の千年の夢であり変わらぬ追求だ。嫦娥3号ミッションの申し分のない成功を境に、わが国の月探査プロジェクトは無人自動サンプルリターンという新たな段階に全面的に入る。より困難なミッションであり、かつてない挑戦だ。プロジェクトの皆さんが引き続き努力を重ね、中国宇宙開発事業の発展に新たな1ページを記し続けるよう希望する」とした。

 

 「人民網日本語版」2013年12月16日

 

 

 
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