中国の崔天凱駐米大使は現地時間の3日午後、米駐在中国大使館で、中国語メディアの記者会見を開きました。席上崔大使は、日本の安倍晋三首相の靖国神社参拝の行為を厳しく非難した上で、国際社会の正義感のある人々に対し歴史の教訓を忘れないよう呼びかけました。
崔大使は「安倍首相の靖国神社参拝は決して個人的行為ではなく、明確な政治的意図がある行為だ。安倍首相は靖国神社問題の中日関係や韓日関係での重要性と敏感性、及びそれがもたらした厳しい結果を知っている」と指摘しました。
崔大使は「安倍首相は首相就任1周年の際に靖国神社を参拝し、彼の歴史的観念を反映しただけでなく、さらにその政策の方向を示した」と述べました。
また崔大使は「我々は、国際社会のすべての正義感のある者、歴史の教訓を忘れていない者が、今回の件が示す安倍首相を代表とする日本の右翼政治家たちの政治的傾向とその政策方向を重視すると信じている。国際社会はこの原則的な是非の問題ではっきりとした立場を持つべきで、安倍政権のこのような政策が日本を誤った方向へけん引することを決して許さず、千万の命の代価を払って構築した第2次世界大戦後の国際秩序が疑われることを決して許さず、さらに中国やアメリカ、韓国などの人民にもたらした苦難の再発を決して許してはならない」と強調しました。
中国国際放送局日本語部より 2014年1月6日
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