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今年4月、ハルビン銀行は黒龍江省の500社近い微小企業に、総額7億元余りの少額融資を行った |
微小企業の借金は金額が小さく、即時性が強いという特徴を持ち、銀行など伝統的な融資ルートでこの需要を満足させられない状況のもとで、次第に主力になりつつあるのがネット金融である。
上海である貿易会社を経営する呉さんは、昨年末に口座を持っている工商銀行に百万元の短期融資を申し込んだ。しかし、彼女が所有する不動産は現在住んでいる自宅しかなく、銀行の2軒の不動産を抵当に入れるという条件を満たすことができず、融資を断わられた。その後、金融サービス検索サイトを通じて、5つの個人商業ローンを見つけた。返済月額と利子率を比較した後、2つの銀行に融資申請を提出したが、どちらも一時間以内に信用貸付顧客担当マネージャーから連絡が来た。説明を聞いて比較した後、呉さんは一つの銀行を選び、融資を受けることができた。
現在、ネットによるソーシャルレンディング(個人間融資)が急速に成長しており、毎日、たくさんの微小企業や個人客が国内のソーシャルレンディング会社を通じて融資を受けている。目下、活発に活動しているソーシャルレンディング会社は約30社で、貸付金利は20%程度だが、まだ業界の統一ビジネスモデルは生まれていない。新しい金融モデルとして、ネット金融は、金融監督・管理や金融消費者の保護、マクロコントロールなどの新たな課題を提出している。今後、個人間融資が正規の監督・管理を受けるようになれば、より良い微小企業サポートを享受できるようになるのではないかという期待が、市場に広まりつつある。
人民中国インターネット版 2014年1月
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