剛柔併せ持つ王岐山書記 | ||
2012年11月、王氏は18大において中央政治局常務委員に選出され、中紀委書記となった。着任早々、彼は腐敗一掃の任務について、「社会秩序に大きな影響を与えないという前提のもとに腐敗一掃の目的を達成したいが、やむを得ない場合は断固として腐敗撲滅を推進する」という考え方を打ち出し、フランスの政治思想家であるアレクジ・ド・トクヴィルが書いた『旧体制と大革命』を薦めた。着任してこの1年に、中紀委は彼の指導のもと「調査処分、関係者との談話、巡視、抜き取り検査、情報の公開」など一連の積極的な腐敗対策措置を講じ、慎重な調査によって、果断に18人の部長級以上の「トラ」を摘発した。 このような任務遂行の効率や成績は、中国政界の気風を整えただけでなく、国際社会に対して中国の腐敗一掃への決意や能力を示し、国民はこれに対して自信をみなぎらせ、無秩序でやみくもな腐敗撲滅が社会不安を引き起こすことも避けられた。
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