◆混合所有制経済、国有企業の現代企業制度の制定を推進

全国人民代表大会代表、湖南博長控股有限公司董事長の陳代富氏は、「混合所有制経済の積極的な発展は、国有資本の機能拡大、資産価値の維持・増加、競争力の強化にとって有利だ。混合所有制は混合すれば良いというわけではなく、同時に国有企業の現代企業制度の制定を積極的に推進し、経営効率を高めなければならない」と分析した。

全国人民代表大会代表、中海石油中捷石化有限公司総経理の蔡戦勝氏は、「公有制経済の発展を固め、公有制の主体としての地位を貫き、国有経済の主導的な役割を発揮し、国有経済の活力・支配力・影響力の強化を続ける」と提案した。

全国人民代表大会代表、中国石化天津石化公司総経理の朱建民氏は、「国有企業はプロのマネージャー制度を制定し、経営者の力をより良く発揮するべきだ。企業内で長期的な効果を持つ賞罰制度を整え、国有企業の経営・投資の責任追及制を強化する必要がある」と述べた。

◆パイの切り方と大きさを重視

全国人民代表大会代表、広西チワン族自治区忻城県馬泗郷馬泗村党委員会副書記の李欣蓉氏は、「パイの切り方の問題は、効率と公平の問題だ。パイの切り方は前提、基礎であり、このパイを大きくすれば、国民の生活水準の向上、所得拡大、居住環境の改善、雇用拡大といった、最も現実的で関心が高く直接的な需要が満たされる可能性が出てくる」と指摘した。

全国人民代表大会代表、北方重工集団董事長の耿洪臣氏は、「生産が分配を決め、分配が生産を促す。経済の持続的な成長がなければ、分配は信頼できる物質的基礎を失う。合理的な分配がなければ、成長も持久的な動力と安定的な社会環境を失う。経済発展を放棄することにより所得分配の絶対的な均等化を一方的に求めてはならず、所得分配の格差を拡大し一時的な経済成長を実現することはもっての他だ」と述べた。

　「人民網日本語版」2014年3月4日