中国の李克強総理は4日、全国政治協商会議第12期第2回会議に出席している政治協商委員らと会い、またグループ別会議の討論に参加しました。

李克強総理は経済・農業界のグループ別会議で、委員らの経済発展や改革深化、上海自由貿易試験区、農業現代化などについての発言を聞いた後、「去年、中国経済は大きな下振れ圧力にさらされても、改革や発展の難題を乗り越え、得難い成果を遂げた。その成果には経済・農業界の委員らの知恵と貢献が凝縮されている。当面の情勢は依然として複雑で、依然として多くの矛盾や挑戦に直面している。大局を掌握したうえでみんなの知恵を集め、工夫して経済の安定した好転を守らなければならない。また、改革から動力を探し出し、改革のボーナスを生かしながら、経済構造の調整、発展方式の転換、経済の質と効率の向上を促さなければならない。政治の簡素化や制限の緩和を進め、公平な発展環境を築き、混合所有制経済を積極的に発展させていく。財政や税制、金融の改革を深化させ、よりよく実体経済を支援していく。上海自由貿易試験区の建設を早め、開放によって発展と改革を促す。体制・制度と科学技術のイノベーションによって農業の現代化を推し進め、食糧の安全を確保し、農業の発展、農民の増収、農村の繁栄を図っていく」と語りました。

中国国際放送局日本語部より　２０１４年３月５日