李克強総理は5日、第12期全国人民代表大会第2回会議で政府活動報告を行い、「過去１年間、われわれは経済構造調整を重視し、発展の質と効率の向上を図ってきた」と話しました。 　

まず、農業という基礎作業の強化です。1万5000を数える小型ダムの補強作業を完成させ、6300万人以上の飲用水問題を新たに解決しました。一方で、生態保護と建設に力を入れ、全国の森林カバー率は21.6％にのぼっています。

そして、産業構造調整の加速です。サービス業の発展を推奨するとともに、戦略的新興産業の発展を支持し、第4世代移動通信システム（4G）も正式に始まりました。省エネ・排出削減、汚染防止を推し進め、エネルギー消費率は3.7％下がり、二酸化硫黄、化学的酸素要求量（COD）の排出量は、それぞれ3.5%と2.9％下がりました。

さらに、インフラ整備の強化です。南水北調プロジェクトの東線第1期工事を繰り上げて水の供給を始め、中線第1期主体工事は予定通り完了しました。

民間航空、水運、情報、郵政ネットワークの建設を強化しました。鉄道や高速道路の総延長はいずれも10万キロを超え、そのうち、高速鉄道は1.1万キロとなり世界1位になりました。

中国国際放送局日本語部より　２０１４年３月５日