程永華委員:中日関係に自信を持っている

 

2010年に中国駐日本国大使館大使に就任してから、任期内にさまざまな激変が生じた。東日本大震災の復興が進まぬ中、両国関係は一連の事件により「歴史上最も深刻な時期」を迎えた。程永華大使は、現在の中日関係は、小泉政権の靖国神社参拝の時期よりも「悪くなっている」と語った。

あるネットユーザーは、2010年に就任した時の写真と比較し、程大使の白髪が増えたことに気づいた。程大使は、「日本での業務には確かに各方面からのプレッシャーがある。大震災の時には災害に対応するため陣頭指揮をとり、3日間眠れないこともあった。当時は情報を把握するため、携帯電話が鳴りっ放しになり、充電しながら使用するしかなかった。電話が熱くて持てないほどになった」と穏やかに振り返った。

程大使は、「しかし中日関係の今後の動向については、自信を持っている。まず中国の日本に対する政策決定は正確なものであり、この方針に従い業務を進めれば良い。それから中日両国の交流には2000年以上の歴史があり、長期的に見ると、和すれば双方に利益をもたらし、争えば双方の利益を損なうことが分かる。実際に、日本の多くの人がこれを理解している。長期的に見ると、中日両国は平和・友好・交流・提携しか選択できない。これは我々の取り組みの方向性だ」と指摘した。

程大使は、「しかし現状を見る限り、日本はまずその誤った歴史観を認識・反省・訂正しなければならず、そうすることで初めて双方は関係改善を議論する基礎を持てるようになる。歴史的に見て、中国は一貫して平和を愛しており、今後も平和的発展の方針を貫いてゆく。中国はいざこざを引き起こさないが、本国の主権・安全・発展を維持するため必要な手段を持つべきだ。しかし外部の一部の人物や勢力が、平和に反する手段によりいざこざを中国に押し付けようとするならば、中国は毅然とした態度で応じるだろう」と話した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年3月6日

 

 

 
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