最近の中国人民元相場の下落について、全国政治協商会議の委員で、中国人民銀行の潘功勝副総裁は6日、「正常な動き」との認識を示しました。 　最近の人民元安が、今後の為替相場の改革につながるかについて、潘副総裁は「人民元相場形成メカニズムの改革は、金融改革の重要な構成内容である。改革の基本原則が、相場形成メカニズムにおける市場の役割を拡大し、人民元相場の弾力性を強めることだ」と示しました。

また、預金保険制度の確立について、潘副総裁は「預金保険制度は預金者と金融消費者の利益を守り、金融安定化を維持し、市場化がより進んだ出口戦略を構築するため、大きな役割発揮が期待できる」とし、預金保険制度に関する人民銀行のプログラムがほぼ成熟した、と明らかにしました。

中国国際放送局日本語部より　２０１４年３月６日