中国の高虎城商務部長は7日、「中国は『環太平洋パートナーシップ協定』（TPP）への参加を検討しているか」との質問に対し、「TPPについて、中国は深い関心を持っており、包容的で開放的な態度で積極的に検討している」と述べました。 　

過去1年、日本がTPP協定の交渉に参加したことから、韓国・フィリピン・タイが相次いでTPPの参加に意欲を示し、アジアの地域経済協力の発展構造に変化が起き始めました。中国を含まないTPPとアメリカを含まない東アジア地域包括的経済連携（RCEP）がいかにアジアで関係するかはアジア太平洋経済の一体化過程の中で最も重要な変数の1つになりました。

高商務部長はこの日、「中国はTPPを重要な協定、ハイレベルの貿易協定と見なしている。中国は一貫して各地域間の投資と貿易の自由化に対し、包容的で開放的な態度で臨んでいる。関係各方面が中国と同じ意識で地域貿易を押し進め、多角的貿易体制に新たな活力を注ぐことを期待している」としました。

中国国際放送局日本語部より　２０１４年３月８日