国連開発計画は格差問題に注目 |
年に1度開かれる両会には、中国に駐在する各使節も関心を払っている。国連開発計画の駐中国代表事務所国別主任の白樺氏もその一人だ。彼は、今年の両会は中国の貧富の格差と地域格差をさらに縮め、平等な社会の建設がいっそう進むと考えている。 白氏は、今年の両会は昨年の中国共産党第18期中央委員会第3回会議(3中全会)以来初の全国的政治活動であり、国連開発計画は非常に関心を持っていると述べた。特に中国政府がどのような措置を取って貧富の格差を縮め、より公平な所得分配と再分配を確保し、そこから社会保障のバランスと持続的発展を実現していくかに注目していると強調した。 2013年、中国のジニ係数は0.473で、2008年のピーク時の0.49からはある程度下がっている。しかし白氏は、「進展があるといっても、やはり国際的に認められている警戒線の0.4をかなり上回っています。3中全会はすでに中国今回の改革の基調を築き、青写真を描きました。今年の『政府活動報告』は経済分野の改革をどのように実施するかさらに詳細に配置し、そこには土地問題、中央企業(国営企業のうち中央政府の管理監督を受ける企業)問題も含まれます。これについて、私たち国連開発計画も細心の関心を払っています」と話している。(陳博淵=文)
人民中国インターネット版 2014年3月7日
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