在マレーシア中国大使館、事故原因報道は不正確

 

在マレーシア中国大使館員は11日、「マレーシア駐在の黄恵康中国大使が10日『マレーシア政府は、マレーシア航空MH370便が消息を絶った原因からハイジャック・空中分解・電子レーダ―の故障など5つの可能性を取り除いた』と発言したという報道は事実ではない」としました。

大使館員によりますと、黄大使の発言は、まず第一に、現段階で重要なのは捜索救助活動であって、原因究明はまだ何の根拠もない憶測だということ。第二に、大使がその日参加したマレーシア政府が開いた事故についての首相向け報告会で、マレーシアの技術関係者は今回の事故について、ハイジャック・空中分解・電子レーダ―の機能喪失などの可能性を分析したが、最終的に原因については何の結論も出さなかったということでした。

一方、別の報道では、台湾軍は10日午後、ミサイル防衛艦1艘、C-130輸送機1機、海上保安船2艘をMH370が墜落した可能性がある海域へ派遣し、捜索救助活動に参加させました。

また、ベトナム政府と軍も捜索範囲を拡大し、手がかりが見つかるまで捜索活動を続けるということです。また、ベトナムは捜索範囲を内陸地域にも拡大することを決定し、関連部門にカンボジア・ラオスと協力して国境地域で捜索活動を開始するよう要請しました。

 

中国国際放送局日本語部より 2014年3月12日

 

 
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