国際刑事警察機構、パスポートの偽称使用で連絡を絶った航空機の搭乗者の身分を公表

 

国際刑事警察機構(ICPO)のノーブル事務総長は11日、盗まれたパスポートを使って連絡を絶ったマレーシア航空機に搭乗していた2人は、イラン公民であることがすでに実証されたが、彼らがテロリストである可能性は大きくないと述べた。

ノーブル事務総長は当日に国際刑事警察機構の本部のあるリヨンで記者会見を行い、マレーシア航空MH370便に関する情況を紹介した。ノーブル事務総長はこのように語った。盗まれたパスポートを使って搭乗していたイラン人2人はそれぞれ19歳と29歳だ。現在当機構の得た情報によると、そのうちの1人はドイツへの避難の探求を望んでいたという。この2人はまず自分の本当のパスポートでマレーシアに入り、それから偽造パスポートを共に使ってMH370便に搭乗したとのことだ。

ノーブル事務総長はこのように語った。現在把握している情報によれば、この2人はテロリストではないようだ。国際刑事警察機構の得た情報の増加に従って、連絡を絶ったマレーシア航空機がテロ攻撃に遭った可能性は低下している。

しかしノーブル事務総長は、たとえそうであっても、偽造パスポートを使っての出入国や国際線への搭乗の情況には、依然として懸念させると表明した。

当日のやや早い時間に、マレーシア側はパスポートを偽称使用した搭乗者2人の写真を公表しており、写真は空港のビデオ監視カメラからのスクリーンショットによるものだ。マレーシアの警察署長であるハーリド・アブ・バカール氏は当日、調査員は航空機が連絡を絶ったことをもたらした可能性のいくつかの原因について調査を行っているところだと述べた。

 

新華網日本語より 2014年3月12日

 

 
人民中国インタ-ネット版に掲載された記事・写真の無断転載を禁じます。
本社:中国北京西城区百万荘大街24号  TEL: (010) 8837-3057(日本語) 6831-3990(中国語) FAX: (010)6831-3850