８日未明に消息不明となった旅客機の捜索について、マレーシア航空は１１日、捜索範囲を航路外にも拡大し、海上だけでなく陸上の捜索も開始したことを明らかにしました。

陸上捜索の重点地域は、マラッカ海峡の上部にあるマレーシア西半島です。関係当局は、消息不明機がクアラルンプールへ引き返すことを試みていた可能性があるとみています。捜索チームがこれまで海上から回収した油や破片を分析した結果、消息を絶ったＭＨ３７０便のものではないことが分かりました。

ＭＨ３７０便はボーイング７７７－２００型機で、消息を絶った８日の１２日前に点検を受けています。マレーシア航空に所属する、すべての飛行機には通信追跡報告システムが搭載されており、自動的にデータを送信されます。しかし、当時、ＭＨ３７０便からの救難信号も情報連絡もなかったということです。

中国国際放送局日本語部より　２０１４年３月１２日