李総理、中米両国の長期的利益を強調

 

中国の李克強総理は第12期全国人民代表大会第2回会議閉幕後の記者会見で、中米関係についての質問に答えた際「中米関係は実質上、世界で最大の発展途上国と最大の先進国の間の関係だ。去年、習近平国家主席とオバマ大統領はアメリカのカリフォルニアのアネンバーグ別荘で会合した際に新しい形の大国関係を構築するという重要な共通認識に達した。それは互いに衝突を避け、互恵共栄を求めるということだ」と述べました。

李総理は、「中米両国は、歴史と文化の背景が異なり、発展の段階が異なることから、いくつかの問題について意見の食い違いが存在している。これは客観的なものであり、協力の中で摩擦が発生するのも事実である。これは協力の悩みだと言える。我々は互いに尊重しあい、相手側の核心利益と関心事を尊重し、食い違いをちゃんとコントロールし、平等に協議し、特に中米の共通利益の拡大を重視しさえすれば、中米関係のレベルを引き上げることができる」と語りました。

また、李総理は、「知者は同を求め、愚者は異を求める。変化を求めることは中米両国や両国関係の安定した発展に有利な方向へ向かって進んでいくことであり、両国の長期的利益を求めることだ」と強調しました。

 

中国国際放送局日本語部より 2014年3月13日

 
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