各所に見られるエコ理念 青島的要素が散りばめられた外観
世界園芸博覧会のテーマパビリオンはメーンパビリオンの1つであり、総建築面積は2.8万平米。そのデザインには各所に青島的な要素が見られ、エコ理念を訴えかけている。テーマパビリオンのイメージは青島市花のコウシンバラに由来する。
テーマパビリオンでは天然ガス発電による冷暖房供給技術が採用されている。天然ガスを燃やした後の高温の煙と水蒸気を発電に用い、冬には暖房を、夏には冷房を供給する。館内の供水パイプには再生水処理設備が加えられた。排水は無害化処理された後、飲用こそできないものの、洗浄や灌漑に使うことができる。パビリオンの外壁は白いカーテンウォールだが、内部には灰色のスラグ(石炭の燃えカス)で作られた再生レンガが利用されている。
テーマパビリオンは照明の30%を太陽エネルギーに依存している。パビリオン内の空間は広いので、昼間でも一部で照明が必要になる。そのため、「ライトガイド照明」技術を採用し、特製の光ファイバーで外の太陽光を室内に導い入れる。この「導く」プロセスにおいて、太陽エネルギーの貯蔵と転化が不要で、電球も必要とされず、直接太陽光を室内に運び、利用するものとなっている。
人民中国インターネット版 2014年5月5日
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