東京証券取引所会長 西室泰三氏(NISHIMURO TAIZO)

 

 1935年12月、山梨県に生まれる。1961年、慶應義塾大学経済学部を卒業し、東京芝浦電気株式会社(現・株式会社東芝)に入社。海外事業推進部長、東芝アメリカ社副会長を歴任し、1996年、東芝代表取締役兼取締役社長に。2005年6月から、東京証券取引所取締役会長、東芝相談役。財務省、総務省、文部科学省などの審議会や内閣の諮問機関の首席委員や理事長に何度も就任している。

経験豊富で、米国で14年間仕事をし、「東芝」ブランドを米国市場に普及させた功績は大きい。東芝の役員であったときは「柔軟性のある経営」と「改革」を唱えて、聖域を設けない機構改革を推進。率先して執行役員制度を導入し、積極的に新しい事業の開拓や技術の開発を行い、東芝を半導体分野の世界トップカンパニーにした。東京証券取引所会長に就任した後は、東証自身の高度化と改善に力を尽くし、米国、中国、欧州の証券市場との交流や提携を大いに推進して、中国企業の東証上場を積極的に引き付けた。

 

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