祝いの席に欠かせない銘菓

 

 

「怡・紅・祝」という縁起のいい文字がデザインされた「梁弄大糕」

 「阿橋大糕」お菓子屋

所在地/余姚市梁弄鎮東渓村

電話/13586763872

 「梁弄大糕」は梁弄鎮で作られる伝統のお菓子で300年の歴史を持つ。あずきあんを米粉で包み蒸したもので、表面に書かれた鮮やかな祝福の文字が縁起が良いとされる。

余姚市梁弄鎮の「阿橋大糕」は「梁弄大糕」の中でも特に人気がある。店主の梅柏橋さん(52)は義理の父・馬長輝さん(70)から技を受け継ぎ、努力を重ねて「阿橋大糕」を地元でも指折りの銘菓に育て上げた。ウルチ米やもち米、豆、砂糖を原料にしているが、原料の質に徹底的にこだわるだけでなく、配合の比率と餡の製法も独特だという。「大糕」の技を伝承していくため、梅さんは弟子を取り、原料の比率や作り方のコツをすべて弟子たちに教えたが、不思議なことにどうしても味が微妙に違うそうだ。

「梁弄大糕」は、地元では端午の節句に欠くことのできない食品であり、結納用のお菓子としても使われる。男性側が数十箱から数百箱の「大糕」を注文して女性側や親戚、友人に配る習わしがあるのだ。縁起のいい手作りの「大糕」には、「末永く幸せに」という願いが込められている。

材料の準備が終わったら、制作が始まる。第一歩は米粉をふるいにかけて枠内に入れることだ 梅柏橋さんはそれぞれの枠にあずきあんを入れ、ゆっくりと左右に振って均一にする

 形ができた生の「大糕」を15分蒸せば出来上がり

 梅柏橋さんと義理の父の馬長輝さん

 

人民中国インターネット版 2014年6月

 

 

 

 
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