「シルクロード連結の夢 メディアが支える発展」をテーマとした「シルクロード経済ベルトメディア協力フォーラム」が2日、北京人民大会堂で開幕した。開幕式には、全国政治協商会議の李海峰・副主席や人民日報社の楊振武社長、ロシア・イタルタス通信のMarat Abulkhatin総編集長、トルクメニスタンのChinar Rustamova駐中大使らが出席し、挨拶した。人民日報社の李宝善・総編集長が開幕式の司会を務めた。

政治協商会議の李副主席はあいさつで、昨年9月に習近平主席がカザフスタンのナザルバエフ大学で重要講演を行い、シルクロード経済ベルトの共同建設という戦略構想を打ち出したことは、新たな時期のアジア・欧州各国の協力深化に大きな青写真を描き出し、各国及び地域の発展のさらなる促進の新たなチャンスとなったと指摘した。中国は、シルクロード沿いの各国とともに、相互信頼を高め、友好を深め、協力を強化し、相互に利益をもたらす協力を新たな形で歴史的な高みへと押し上げ、シルクロード経済ベルトを共に建設することを望んでいる。

人民日報社の楊社長はあいさつで、シルクロードの新たな物語をつづり、新たな輝きを共に創るには、メディア従事者の共同の努力が必要だと語った。メディアには、▽各国が相互理解を深めるための窓口の役割を果たし、シルクロード沿いの各国の真実の状況を客観的に報道する、▽各国の人々の心を通じさせる架橋の役割を果たし、シルクロード沿いの各国の団結と協力を力強く推進する、▽各国の友好往来を推進する紐帯としての役割を果たし、シルクロード沿いの各国の人々の友情の花を育てる――ことが求められている。

フォーラムは人民日報社が主催し、「シルクロード経済ベルト都市発展シンポジウム」と「シルクロード経済ベルトメディア協力フォーラム円卓対話会」の2分会が設けられている。中国・ロシア・カザフスタン・キルギス・トルクメニスタン・タジキスタン・ウズベキスタン・インド・パキスタン・イラン・トルコなど10カ国以上の100人近くの政府高官や外交使節、主流メディアの代表らが参加し、「平等互恵、協力ウィンウィン」「メディアの力、共に築く夢」「地域発展、交流互恵」の3つの議題をめぐって自由に発言し、率直に交流した。参加した国内外の主流メディアの代表によるフォーラムの共同宣言への調印も行われた。（編集MA）

「人民網日本語版」2014年7月4日