都市化におけるスマート・エネルギーシティの創造

 

張春侠=文

「スマートシティには、経済、人口、管理、交通、環境、生活のスマート化が含まれます。中でも建築は、技術発展と意識の転換により、建築のエネルギー消耗ゼロに至り、徐々にスマートシティへの転換の道を歩んでいます」7月10日午後、「都市化――スマート・エネルギー都市の創造、オーストリアの経験を語る」をテーマとしたフォーラムにおいて、オーストリアのレオーベン鉱山業大学のピーター・モーザー副学長は、このようにスマートシティの内容について説明した。

このフォーラムには、オーストリア駐中国大使のイレーネ・ジナーレイシェル博士がオーストリアの政府関係者、大学および企業の専門学者を率いて参加し、いかにしてスマートシティを創り上げるための力を生み出し、そしてそれに挑むか、またその前提条件についてそれぞれ講演を行い、討論を繰り広げた。このフォーラムに参加した専門家は、スマートシティはクリーンで持続可能なエネルギーによるサポートが必要なだけでなく、さらにスマートな政府、政策、環境が必要とされると考えている。これらすべては人間本位であるべきものである。また、一つの都市は社会、経済、環境などの方面での平衡を保つべきである。オーストリア駐中大使館科学技術部のビルギット・ミュアー参事官は、ウィーンとアスペルンを試験都市としたグリーンシティ発展計画やエネルギー効率構造発展計画の現状について紹介した。彼は、オーストリアのスマートシティ戦略は、経済・社会の受容とエコを三大支柱とした基礎の上に打ち立てるべきであると考えている。効率的な地下鉄システムとエネルギー住宅の建築を通じて、市民にスマートシティと変革の必要性を認識させ、人々にスマートシティの中で調和のとれた生活を享受させるものである。

EU諸国はポスト工業時代に入った後、都市化率が80%以上に達している。しかし、中国の都市化率は50%を突破したものの、地域間のばらつきが大きい。「貴州の都市化率は38.2%で、全国平均と12ポイントの差があり、われわれの都市化発展の余地と潜在力は非常に大きなものと言えます」と、貴州省政府の呉強秘書長は、貴州の都市化の今後について、非常な自信をみせる。「オーストリアの都市化建設から優れた経験を汲み取り、我々がこうした経験を利用することで、山岳地帯の特色ある都市化を成し遂げ、特にエネルギー、エコ交通などの指導の方面で、都市化建設とエコ文明理念を結びつけ、貴州の都市化をさらに良いものとしてゆきたいと思います」

 

人民中国インターネット版 2014年7月15日

 

 
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