張春侠=文
エコ文明貴陽国際フォーラムは、世界の多くの国・地区および多数の国際機関とゲストが共に貢献した「思想の盛会」となった。3日間のフォーラム期間中、参加者は「中国・スイス対話2014」「エコ文明と観光の持続可能な発展」など、40回余りにわたって行われたフォーラムやイベントに参与した。世界中からやって来た2000人のゲストが、生産手段とライフスタイルのエコ改革とモデルチェンジを通じて、いかにしてグリーン産業、グリーン都市、グリーン金融、エコ文明の建設を推進し、持続可能な発展を実現するかについて討議した。フォーラムの主要な成果は「2014貴陽コンセンサス」として採択され、全世界が手を携え、エコ文明新時代に向かうことを呼びかけた。
グリーンの夢は中国のものだけではなく、全世界のものである。政府だけのものでなく、一人ひとりのものである。未来形のものではなく、現在進行形のものである。経済の発展と生態環境の保護は両立できるものであり、鍵となるのは科学的発展とエコ発展の構想を持つことであると、参加者は考えた。
経済発展とエコ建設の平衡、環境保護と生態修復の平衡、汚染コントロールと省エネの平衡、各自の責任と協力強化の平衡を必ず保たねばならず、全世界の生態の安全を守り、共に青い空、緑の大地、きれいな水のある住みやすく美しいふるさとを造りあげねばならないと、参加者は一致して考えた。
そして、エコ文明建設は人類すべての福祉と未来に関わることであり、世界発展の歴史的チャンスを育むものでもあると、参加者は共に呼びかける。国連は現在、2015年以降の発展計画と持続可能な発展目標を定めているところだが、これはエコ文明の国際協力に新たな動力を注入するものとなろう。各方面が人類に対し共同責任を持ち、互いに包容する精神で、平等、相互援助、協力、ウインウインを旨として、改革により革新を促し、革新によりグリーン産業、グリーン都市、グリーン消費の発展をリードし、各国のエコ発展を実現して、手を携えてエコ文明という新時代に向かってゆくべきなのである。
人民中国インターネット版 2014年7月15日
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