北京では今月の6日から21日まで、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が開催されている。北京は会期中、大気の質を保つ対策を講じている。新京報が報じた。
会期中、大気汚染の警報としては3番目に強い黄色警報以上が発令された場合、1ランク上の警報が発令された場合に取る対策が講じられることになる。例えば2番目に強いオレンジ色警報が発令された場合、最も強い赤色警報が発令された場合に取る対策が講じられ、市全域でナンバープレートの末尾が奇数か偶数かによって交通規制が敷かれることになる。
深刻な大気汚染の可能性も
21日までは、北京の気象条件が大きく崩れることはないと予測されているものの、風が少なく、降水量も少なく、気温が高く、大気の質が昨年の同時期より劣るため、深刻な大気汚染となる可能性もある。
北京市が昨年改訂して発表した大気汚染対策では、深刻な汚染(赤色警報発令)が3日間続くと予想される場合、市内全域で自動車のナンバープレートの末尾が奇数か偶数かによって交通規制をかけると規定されている。しかし、会期中は、3日連続でオレンジ警報が発令されると予測される場合にも、同対策が講じられることになる。
公用車7割の使用が停止
会期中、自動車による大気汚染の対策も強化する。路線バスや救急車、消防車、清掃車、警察関係車両などを除き、北京の各級の党政機関や事業機関の車両70%以上の使用を停止する。また、北京ナンバー以外の車両が市内に進入する場合は、自動車のナンバープレート末尾による平日通行規制やラッシュ時間帯の通行規制を遵守し、六環路以内(同道路は含まない)に入る場合、通行許可書を取得しなければならない。また、排ガス基準を満たさない車は、同通行書を取得することができず、遠郊区県・城関鎮の主要道路も全日通行禁止となる。
「人民網日本語版」2014年8月14日
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