2014年夏季ダボスフォーラム、4つの見所に迫る |
第8回夏季ダボスフォーラムが、9月10日から12日にかけて天津市で開催されている。 これはそうそうたるメンバーの集う盛典で、大統領、エコノミスト、経営者など世界90カ国の1600人以上の来賓のほか、内外メディアの多くの「大物」を招いた。出席者と記者の数は、過去最多となっている。 見所1:李総理の式辞 李克強総理の出席が、本フォーラム最大の見所で、成功の最も重要な前提条件だ。組織委員会が発表した情報によると、李総理は開幕式に出席し、式辞を述べ、一部の外国の指導者と会談し、経営者と交流し、経営者からの質問に回答することになっている。 組織委員会によると、李総理は式辞の中で、中国のマクロ調整の方針と手段の革新、経済構造調整の促進などの政策措置について報告する。海外はこれを、2014年の中国経済の中間報告、および今後の政策措置に関する最も権威ある説明と見なす。 見所2:経済の先行き テーマは「革新」となっているが、革新と経済発展の間には切っても切れない関係がある。世界経済情勢が複雑化する中、経済、政治の中枢、企業に至る各業界の関係者が一堂に会し、それぞれの印象について議論を交わし、相互の関心事について十分に交流し、最終的に方針決定の一定の共通認識を形成する。これは非常に得難い機会だ。世界経済、新興市場国の経済、中国経済の発展の先行き、金融業界、エネルギー業界、製造業などの戦略的な変化が、本フォーラムが注目する重要な話題になる。 見所3:科学技術の成果 経済危機から脱却するためには、革新が必要だ。これは世界各国の経験でもある。本フォーラムは「革新を推進し、価値を創造する」をテーマとし、革新の発展の方向性を示す。ロボット、3D、ビッグデータ、ウェアラブルデバイスは、現在最もホットな新技術だ。これらの技術には、どのような新しい進展があるのだろうか?データ革命、ナノ革命、ロボット革命、エネルギー革命、神経科学革命という世界5大技術変革は、商業・社会にどのような影響を与えるのだろうか?この新たな課題は技術を愛する人を刺激し、本フォーラムの出席者に大きな啓発をもたらしている。本フォーラムは「イマジネーション研究室」を特別設置し、世界の有名専門家を招く。来賓は交流の中で、科学技術の画期的な成果を理解できる。これは斬新な取り組みで、目的も明確に定められている。 見所4:各界のスターが登場 発表されている議事日程を見ると、2日半に渡る本フォーラムの内容には、経済や文化、会場内の交流と会場外の体験、真剣な駆け引きと気楽な話題が含まれる。本フォーラムはこれまでの伝統を引き継ぎ、オランダ人デザイナーのDaan Roosegaarde氏、香港映画の有名プロデューサーの施南生氏など、多くの芸術家を招いた。俳優や「ブログの女王」こと姚晨と会話し、日増しに拡大するSNSの力をいかに発揮するかを共に検討できる。世界各地の人道主義危機に関する知識を、多くの中国人に伝えることができる。元NBAプレイヤーの姚明と会話し、野生動物の販売に反対し、道路交通安全の宣伝に力を入れる理由などを知ることができる。また女優の周迅と会話し、暮らしの小さな変化がいかに大きな環境保護の価値を生むかについて理解できる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年9月11日
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