中国は世界経済成長の重要な貢献者

 

李克強総理は9日午後、夏季ダボス会議に出席する国内外の経営者およびメディア代表者との会談に出席した。李総理は出席者が最も関心を持つ問題、特に現在の中国の経済発展および改革の深化に関する権威ある回答を行った。

中国は世界経済成長の重要な貢献者

李総理は、GSMAのアンネ・ブーベロ会長の質問に回答し、「中国は世界経済成長の重要な貢献者だ。中国は発展途上国だが、主要経済体だ。推算によると、昨年の中国の世界経済成長に対する貢献度は30%弱に達した。輸入商品は2兆ドル弱に達し、世界の10%を占めた。中国がこの勢いを維持すれば、世界に巨大な市場を提供することになる。つまり中国が自国の発展に取り組めば、世界に対する最大の貢献になるということだ」と述べた。

中国経済は合理的な区間内で推移中

李克強総理はアルコアのクラウス・クラインフェルト会長の質問に回答し、「中国経済の今年上半期の成長率は7.4%で、雇用は昨年上半期よりやや増加し、物価上昇率は2.3%に抑えられた。これは合理的な区間内を推移したと言える。7、8月の一部の指標、電力使用量、貨物輸送量、貸付規模などに変動が生じたことが、世界から注目されている。しかし我々は依然として合理的な区間内だと判断している」と述べた。

李総理は、「中国経済が合理的な区間内を推移中に、短期的な変動が生じることは避けられない。世界経済の回復が依然として遅れ、一部の主要経済体が低迷する中、中国国内経済の発展にも解決すべき深層の問題が存在している。また昨年下半期のデータが好調だったことから、前年同期比であまり良くない結果になることも予想通りだった。我々はマクロ政策の安定性と連続性、つまり『定力』を維持し、同時に積極的な取り組みを継続する。今年の中国経済の主要指標は達成可能だ」と強調した。

強い刺激ではなく、強い改革を推進

李克強総理は、経営者の「中国政府はどのような措置を講じて、中国経済の健全かつ持続的な発展を保証するか?」という質問に回答し、「中国の広義マネーサプライ(M2)は昨年13.6%増となり、今年8月末時点で12.8%増となった。これはいずれも抑制の範囲内にある。中国は穏健な金融政策を継続し、総量を安定させると同時に目的を定めた調整を行い、構造改革により構造を調整していく。中国は強い刺激ではなく、強い改革により市場の活力を引き出す」と述べた。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年9月11日

 

 

 
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