海外ネット会社は中国のライン踏まえて発展を |
中国国家インターネット情報弁公室の魯◆(「火偏」に「韋」)主任は、世界経済フォーラムの2014年夏季ダボス会議で10日に行われた「ネット経済の未来」をテーマとする対話イベントで、中国のネット管理は「最低ラインという考え方」に従っており、国の利益を守るというライン、中国の消費者の権利を守るというラインさえ踏まえていれば、すべてのネット企業が中国で発展を遂げることを歓迎すると発言した。「新華網」が伝えた。 魯主任は次のように述べた。 中国政府が現在進めている独占調査は、いかなる企業をも対象にしているわけではないし、外資系企業だけを対象にしているわけでもない。中国政府の開放的な姿勢は変わらないが、中国に来て投資するすべての企業は中国の法律を遵守しなければならない。 中国はドアを開いて客を迎え入れると同時に、「背後から斬りつける」ような行為は決して許さない。中国政府は中国の市場を利用し、中国で金を稼ぎながら、中国に危害を与え、ネットワークのセキュリティと国の安全を脅かす行為を決して許容しない。 世界各国のネットの整備に関する見方はさまざまであり、しばらく議論は控え、違いを認めながら一致点を探るべきだ。共通認識に達するための前提は、「多様、民主的、透明」だ。1つ目の多様とは、ネットは多様なものであって単一なものではなく、多様性を体現しなければ、集合体としてのパワーを発揮することができないということだ。2つ目の民主的とは、みんなで話し合って決めるということで、1人の人または1つの国が決めるのでもないし、1つの利益集団が決めるのでもないということだ。3つ目の透明性とは、ネットの整備には透明なルールが必要で、世界中がこうしたルールを知悉する必要があるということだ。 ネットは平和で安全で開放的で協力的でなければならない。世界の平和を促進し、人と人とが平和に共存することを促進するべきであり、世界に争いを誘発してはならない。どんな人でも金魚鉢の金魚のように閉じこめてはならないし、プライバシーを漏洩させてもいけないし、他人から誹謗中傷されるようなことがあってはならない。世界のネットワークに接続できれば、どこにいても迅速に情報を利用することができる。十分な協力が行えれば、協力によって直面する問題を解決することができる。 魯主任はこのように述べた。 今年は中国が全面的に世界のインターネットに接続してから20年にあたり、一連のデータから中国のネットの急速な発展が明確にうかがえる。ネットワーク利用者は6億人を超え、サイトは400万を数え、スマートフォン(多機能携帯電話)によるネット利用者は5億人を突破した。今年上半期の電子商取引(eコマース)の取引額は5兆6600億元(1元は約17円)に達して前年同期比30.1%増加した。13年に決済機関が処理したネット決済は153億3800万件、決済額は9兆2200億元に上った。過去2年間の中国ネット経済は30%の成長率で勢いよく発展した。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年9月12日
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