中国政府が国連に世界地表カバーデータを寄付 |
9月22日、中国政府はニューヨークの国連本部で、世界30メートル地表カバーデータセット(Globe Land30 Datasets)を国連に寄付した。習近平主席の特使として国連気候サミットにグループを率いて参加する中国国務院の張高麗副総理は、寄付協議の署名を見届け、潘基文国連事務総長にデータのデイスクを手渡した。潘国連事務総長はこれを喜んで受け取り、気概のあるタイムリーな贈り物だとコメントした。 潘国連事務総長は協議署名式でのあいさつで、世界のリーダーが明日挙行される気候サミットで一堂に会し、対策行動への約束を交わすことになるが、このような詳細なデータセットは、われわれの全世界の地表と土地利用における変化の更なる理解、モニタリング、管理のためのよき助けとなるだろうと語った。 今年4月、中国の科学者が研究・開発した初めての世界30メートル解像度地表カバーリモートセンシング製図データセットが、国家測描地理情報局が組織した専門家の審議を通過した。これは、空間解像度、時間解像度および分類精度などの方面で世界のトップレベルに達しているものである。このプロジェクトの成果は、中国の地質科学研究が世界に向かっていることを示すだけでなく、全世界の科学者の、地球の変化の分析、地理状態のモニタリング、持続可能な発展の研究のために、根拠を提供することができるということも示している。(編集=張春侠)
人民中国インターネット版 2014年9月24日
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