この2日間の対話には100人の有識者が集まった。このフォーラム開催に携わった数多くの仲間に感謝している。献身的なサポート、使命感と覚悟がなければ、10回目の対話は成功しなかったであろう。

10年前にフォーラムを立ち上げたいと中国を訪れた際、「問題を誰が改善できるか」という強い思いがあった。当時も今と同様、政府間の協議がなく、困難な局面を迎えていたが、政府間の関係がどんなに悪くともひるむことなく、対話を続けてきた。そして、この2日間のフォーラムを経てその答えをようやく見つけたように思う。それは「解決するのは私たち自身だ」ということだ。

課題が多くてもそれに挑み続けることが大切であり、このような議論の場はアジアの未来にとっても財産になるであろう。10回目を迎える今日は、次の10年へと向かう出発の日でもある。

人民中国インターネット版