APEC期間中、赤一色に染まる北京

 

日々、秋が深まっている。北京市民は、秋が深まる11月7日から12日まで、APEC休暇を取ることになる。連休中、どこの紅葉が最も見ごろを迎えるのだろうか?香山、百望山、西山、八達嶺の4つの公園について、以下の「紅葉観賞ガイド」を参考とされたい。法制晩報が伝えた。

八達嶺:長城の紅葉観賞は早めがベスト

八達嶺国家森林公園の関係者は19日、「同園の紅葉の中で、最も早く色づく鑑賞区では、主にハグマノキが紅葉するが、時期的には市街地より約半月早い」と話した。同園の紅葉まつりは、先月26日に開幕した。八達嶺は11月3日から防火シーズンに入り、同園は閉園し、観光客は入場できなくなる。よって、APEC連休を待っていると、すでに「時遅し」となる。長城の紅葉を観たい市民は、連休を待たずに早めに訪れるべし。

百望山:見ごろは連休前半

今年の百望山は、例年に比べ気温が低く、同園の紅葉も平年より1週間早く色づき始めている。見ごろは10月中旬から11月上旬ごろで、11月10日までは大丈夫だ。APEC連休前半に百望山を訪れた市民は、見事な紅葉と、山全体で色づいた葉っぱが舞い落ちる美しい景色を観賞することができる。

香山と西山:APEC連休中通して鑑賞のベストシーズン

香山公園と西山公園はいずれも、北京の西北部郊外、西山山脈にあり、互いに近い場所にあることから、気候条件は良く似ている。毎年、紅葉の見ごろは10月下旬から11月中旬で、APEC連休期間が全てベストシーズンに入っている。現在すでに、やや色づき始めている。先週末に香山を訪れた観光客は12万人を上回り、最高記録を更新した。

香山公園担当者よると、園全体の平均紅葉率は、すでに46%に達したという。鑑賞ポイントとして最適な場所は2カ所ある。山頂とロープウェイ沿線の紅葉率は55%で、これらは遠景で鑑賞するベストポイントだ。一方、近くから紅葉を楽しむには、南山森玉笏観光エリアが一番で、現在最も紅葉が進んでおり、紅葉率は60%を上回っている。

このほか、香山と隣接する巨大な西山国家森林公園の紅葉まつりも開幕した。園内の最高峰・鬼笑石の真向かいには、香山の香炉峰(鬼見愁)が眺望できる。晴天の日に鬼笑石に立つと、北京を一望することができる。

 

「人民網日本語版」2014年10月22日

 

 
人民中国インタ-ネット版に掲載された記事・写真の無断転載を禁じます。
本社:中国北京西城区百万荘大街24号  TEL: (010) 8837-3057(日本語) 6831-3990(中国語) FAX: (010)6831-3850